鬱病観察日記

20代前半で鬱になった、人生で最悪な時の記録

#何故わたしは今悲しいんだろう

 

 

特にいつもと変わらない、普通の日。

朝起きてから何も変わらない。

嫌なことがあったわけでも、悲しみの理由になりそうなこともない。

表面上は普通にできてる。

ちゃんと今日やろうと思ったことができてる。

でも、常に悲しみを感じている。

 

 

ずっと悲しみに付き纏われていて、

ふと気を抜くと飲み込まれそうになる。

飲み込まれた先にあるのは、

果てしない絶望。

何に対してだろう。

でも、何も光を感じられなくなる。

それは怖くて辛くて苦しいから、

できれば悲しみに飲み込まれたくなんかない。

だからずっと何かをする。

用もなくスーパーに行ってみたりする。

ちょっと散歩に行ってみたりもする。

でも何も変わらない。

外に出ないからじゃない?と言う人がいるけど、

それは違う。

外に出たって、誰かと話していたって、

悲しみはいつも隣にいて、機会を伺ってる。

 

 

どうして私は今、泣いているんだろう。

何に対して悲しんでいるんだろう。

 

 

悲しんで、絶望していると、死がすごく魅力的になってしまう。

死にたい衝動にかられて、それを抑える。

方法は自分を傷つけること。

不健全なのはわかっているけど、死んでしまうよりいいと思うから。

少しでいいの。

少しでいいから自分を粗末にすると、

さっきまでどうしようもなく死にたかったのが

嘘みたいに消えていく。

悲しみもいなくなる。

でもこんなこと、人には言えないよね。

 

 

今日は自分を傷つける代わりに、ここに書いてみた。

嘘みたいに綺麗にはいなくならないし、

これも泣きながら書いているけど、

少し楽になった気がする。

別に鬱を理解してほしいわけじゃない。

最近の世の中はみんなで社会の隅々まで理解しよう!

理解しない奴は無教養で無慈悲!

みたいな風潮が息苦しいなと思う。

だって誰も、誰かのことを理解なんかできないのに。

だけどただ、否定しないでほしかっただけ。

理解も承認もいらないからね。

 

 

明日は悲しみが、どこかにお散歩に行ってくれてるといいな。