鬱病観察日記

20代前半で鬱になった、人生で最悪な時の記録

#悲しい時は泣いてみようと思う

 

例えば今日、すごく悲しい。

だけど友達から来た連絡とかに、とても明るく返したりする。

ずっと自分の中にあった矛盾だけど、鬱になるまで気づかなかった。

たぶんわたしは、人の前で弱みを見せるのが苦手。

もしかしたらそういうのも、人に会いたくない原因なのかもしれない。

辛い時に楽しそうにしていなきゃいけないから、疲れるのかな。

 

 

でもやっぱり、誰かの前で苦しんだり悲しんだりするのができないから、

せめてひとりのときは思いっきり泣こうと思う。

鬱が一番酷くて何もできなかった時は、何も感じないのに涙が出た。

けど今は、辛いとか悲しいとか感じて泣くのだから、

少しは変わってるのかもしれない。

だからせっかく感じてる感情を否定したりしないで、ちゃんと受け止めようと思う。

悲しい時は悲しもうと思う。

 

 

でもどうしてこんなことになったのだろう。

だってさっきまで泣いていたって、誰かに会うと私は笑える。

それも無理してるって自覚なく笑える。

そしてまた1人になると泣く。

悲しみが一時停止して、その間は空虚だ。

 

 

で、たぶん最大の原因は親だと思う。

というか鬱の第一の理由は親なんだけど。

きっと親って、どんな姿でも受け入れてくれる最初の存在なんだと思う。

けど私の親は違って、

理想にそぐわない私は見て見ぬ振りをするか、都合よく変えようとしてきた。

受け入れられないってわかったとき、自分は不都合な存在だと思ったし、

気に入られるように変わろうとしてきた。

怖いのは、それがまるで自分の意思であるかのように思うこと。

そうやってどんどん、自分の感情を見失う。

たとえ悲しくたって、私は笑った。

 

ずっと無償で愛して欲しかった。

まるごと、どんな私でも受け入れて欲しかった。

無意識にわたしの努力の目的地は全てそこにあったのだと思う。

でもこれだけやっても、やっぱり全てを受け入れてなんかくれないし、

欲しかった愛もない。

それにもう、親に愛されないと生きられない子どもじゃない。

 

 

だから私は不都合なわたしを受け入れようと思う。

目も当てずに塗り替えようとなんかしない。

今日は悲しい。

ふとした時に悲しみに呑まれてしまいそうになる。

だからちゃんと、悲しんで泣こうと思う。