鬱病観察日記

20代前半で鬱になった、人生で最悪な時の記録

#鬱は孤独との戦いなのかも

 

 

私は今26歳で、鬱と言われたのは2年前。

でも自分が壊れ始めていったのは16歳の冬だと思う。

私は冬生まれだから、丁度誕生日を迎えた頃かな。

だから10年くらい鬱や鬱っぽいものと生きている。

 

 

初めて世界に色がなくなって楽しくも嬉しくもないと感じたのは

高校1年生の冬くらい。

その頃は思春期なんだ、くらいに思っていたけど、

もしかしたら抑鬱状態だったのかもしれない。

結局私は10年経った今でも、楽しいとか嬉しいとかの感情が極端に薄い。

そういう性格なんだと、周りはきっと思っていると思う。

でも15歳まではそんなことなくて、

中学生の頃はまさかこんなに何も感じなくなるなんて思っていなかった。

毎日が楽しいとは言わないけど、嬉しいとか楽しいってちゃんと感じて、

極彩色の世界に生きていたはず。

 

 

10年もこんなだと、色々と支障が出てくる。

特に人間関係。

楽しくも面白くもない日々は周りの人のせいじゃないんだけど、

感情が感じられていないからもちろん記憶も薄くて、

なんだかみんなが、すごく遠い。

ずっと前から、私の世界にはわたしひとりだけだなと思ってきたけど、

それは今でも変わらない。

けどそれってすごく孤独だと思う。

どうして生きているのかわからなくなって当然だとも思う。

だってこの世界に引き留めるものが少ないのだから。

死が魅力的で、惹きつけられて当たり前。

 

 

だったら近づけばいいのかもしれないけれど、

鬱を背負わせてしまったらどうしようと思うとできない。

鬱は私の全てではないけど、確実に一部ではあるから。

どれだけ仲の良かった子でも、わたしの病状を知らない。

一切言っていないから。

鬱の時どんな風になって、どんなことを考えているとか、

一つも言っていない。

もしかしたら言えばそれぞれで処理してくれるのかもしれないけど、

人を頼るのはすごく苦手で、まして弱みなんて見せられない。

 

 

けど少しでいいから理解してほしいっていうのは本音で、

言葉にしないから当然なのに、

理解されないことに孤独を感じる。

私も結構自分勝手だと思う。

言ってないのにわかってほしいと思い、

理解者がいないと孤独を感じ、

世界には自分だけだと死を望む。

我儘だとも浅はかだとも思うし、

いい歳して何を言っているんだろうって呆れる。

でももう10年もこんなだと、どうしていいのかわからない。

どこから変えればいいのかわからない。

 

 

人と関わり合って生きていくなんて今の私には考えられないのだけど、

これから先の長いであろう人生、

このまま生きるのは果てしなさすぎるなと思う。

ずっと人生は30年って思っていたけど、

どうやらそうじゃないみたいだから。

負のスパイラルを壊すには、何をすればいいのかな。

人に対する恐怖心に勝てるのかな。

色んな怖さや不安が湧き上がってくるけど、

結局誰にも言わないだろうから書いてみた。

これは小さな変化になるのかな。