鬱病観察日記

20代前半で鬱になった、人生で最悪な時の記録

#昨日見た夢の話

 

鬱になる前はあまり夢なんて見なかった。

鬱になってからも最初は、眠れないから見なかった。

少しよくなってきてからは、夢ばかり見て寝た気がしない。

今日もそう。

 

 

私のみる夢は、とても現実的。

実際に知っている人しか出てこないし、

ありえない組み合わせの人もいない。

現実にはないことをすることもない。

たとえば、学校の夢は学校の友達が出てくる。

家にいる夢では家族が出てくる。

学校で家族と授業を受けたり、

家で友達とご飯を食べたりすることはない。

そして必ず、心臓を掴まれたみたいにはっとして目が醒める。

 

 

怖い夢じゃないし、

ごく普通の日常の夢ばかり。

でも必ず、心臓を掴まれる。

目覚めた時からすごく嫌な気分で、絶望している。

絶望しながら、動揺しながら、1日が始まる。

ずっとこの感覚が嫌で、

この気持ちはなんだろうと思っていた。

なにせ朝から最悪なのだから。

どうにかしてほしいと思っていた。

 

 

けど今日わかった。

これは私が実際に経験したことで、

わたしは夢の登場人物に怒っている。

でもその怒りがうまく表現できないし、伝えられない。

現実でもそうだった。

そして、夢でもそうだった。

心臓を掴まれているのは、誰かに怒る時と同じ。

怒りを表すのはとても怖い。

けど感情は湧き出てくる。

それを伝えたいけど伝えずに堪えている時、

現実でも心臓を掴まれる。

朝起きた時に感じるものと、全く同じ。

 

 

もしかすると、わたしは私を癒そうとしているのかもしれない。

ただ夢でも結局現実と同じように怒れないんだけど。

それでも、自分が自分を癒そうとしているのかもと思うと、

なんだか心強くなる。

私は私のいちばんの味方なのかもって。

もうちょっと、この世界で頑張れるような気がしてくる。